スイスの銀行は預金者のプライバシーを守るために厳格な法制化が行なわれていましたが、かえってそれにより各国の独裁者が資産隠しを行なわれる場に利用されるという問題が常にありました。
こうした問題を受けてスイス議会は昨年10月に問題のある資産を凍結できる法律を定め、この法律は今年2月から施行されました。この法律によりスイスは外国の預金者の要請なしに独自の裁量で、疑わしい資産を凍結できるようになりました。
この法律が作られた背景には、ハイチの元大統領で独裁者であったジャン・クロード・デュバリエの口座がスイスにあったことであるとされています。デュバリエは巨額な資産をスイスの銀行に預け、豪遊したことで知られています。
How Switzerland was able to freeze Mubarak's Swiss bank accounts.
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