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アメリカが人権状況のレポートで中国の人権状況に言及

アメリカが世界の人権状況を国ごとにまとめた年次レポートが国務省によって最近公開され、記者会見でヒラリー・クリントン国務長官は中国の人権状況について名指しする形で言及しました。レポートの本文はこちら

中国では今年の2月以来、弁護士、作家、芸術家、知識人や活動家が恣意的に逮捕監禁されていることをクリントン氏は指摘し、最近拘留された著名な現代芸術家アイ・ウェイウェイ氏についても触れました。このような拘禁は違法であり、国際的に認められている表現の自由を行使した人々を釈放するよう同氏は促しました。

これに対抗する形で中国はアメリカのカントリープロファイルをリリースし、Wikileaksによる情報流出が起こった際のアメリカの対応や、イラクやアフガニスタンでの民間人の迫害を指摘しています。

世界腐敗バロメーター2010が発表される

汚職・腐敗防止をかかげて国際的に活動するNGOのトランスペアレンシー・インターナショナルは最近世界の汚職の状況を示す「世界腐敗バロメーター2010」を発表しました。
これはトランスペアレンシー・インターナショナルが世界86カ国の9万1000人以上の人々を対象として行なった世論調査の結果をもとに作成されたもので、「小額の賄賂、公的機関に対する認識、腐敗と対決するために人々は誰を信頼しているのかという見方に焦点を当てている」ということです。(トランスペアレンシー・ジャパンのプレスリリース PDF注意)

この調査結果をもとにつくった図表が公開されています。

source: graphic.is


この図では数値の大きい国が腐敗度が低く、数値の低い国が腐敗度が高いとされています。
もっとも腐敗度が低い国とされているのがデンマーク、ニュージーランド、シンガポールで、もっとも腐敗度が高いとされている国は、ソマリア、アフガニスタン、ミャンマーといった比較的政情不安定な国々であることがわかります。

スイスはなぜムバラク一族の資産を凍結できたのか

国民の40%あまりが一日2ドルで生活していると言われるエジプトのムバラク一族は5兆円とも言われる資産を保有していましたが、スイス政府は自国にあるムバラク一族の資産凍結を発表しました。

スイスの銀行は預金者のプライバシーを守るために厳格な法制化が行なわれていましたが、かえってそれにより各国の独裁者が資産隠しを行なわれる場に利用されるという問題が常にありました。

こうした問題を受けてスイス議会は昨年10月に問題のある資産を凍結できる法律を定め、この法律は今年2月から施行されました。この法律によりスイスは外国の預金者の要請なしに独自の裁量で、疑わしい資産を凍結できるようになりました。

この法律が作られた背景には、ハイチの元大統領で独裁者であったジャン・クロード・デュバリエの口座がスイスにあったことであるとされています。デュバリエは巨額な資産をスイスの銀行に預け、豪遊したことで知られています。

How Switzerland was able to freeze Mubarak's Swiss bank accounts.
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