囚人にデータ入力作業のアウトソーシングをする実験(インド)

インドのハイデラバードの刑務所では、受刑者にコンピュータを使う作業をアウトソーシングする実験がはじまっています。まずインド国内で公営企業等に対して刑務所の受刑者によるアウトソーシングを行うものです。現在はまだ実験段階で、郵便局などの大量のデータ入力作業を必要とする組織に対して受刑者の労働力を提供することが検討されています。
将来的には海外での展開を目指していますが、受刑者が外部の世界へ電話したりするには規制があるため、まだまだ制度上の問題が残っているとのこと。

インドの受刑者の仕事といえば、これまでは伝統的な絨毯の製造や、政府系のホステルで使うパイプベッドの溶接といったような低賃金の肉体労働や手工業が中心だったようですが、コンピュータを使う業務ではこうした従来の仕事の10倍の賃金が得られ、受刑者にとってメリットのある仕事となりそうです。

Chained to their desks: prisoners will staff call centre within Indian jail

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